埼玉県上尾市では、旧街道や坂道に、道標が設置されています。
その通り・坂道を訪問して、紹介しています。

今回は、「秋葉道(あきばみち)」と「御嶽坂(おんたけざか)」
に行ってきました。「御嶽坂」は「秋葉道」の途中にあります。

「秋葉道」は、「秋葉神社」への参詣道という意味らしいです。
「御嶽坂」は、本文中で紹介しますが、「御嶽神社」から来ている
と思われます。

なお、見出しの数字は道標の順番を示しています。


大宮北高北交差点
ここは「大宮北高北交差点」です。名前のとおり、
「大宮北高校」の近くです。西側を向いています。
01大宮北高北交差点

また、名前のとおり、ここは上尾市ではなく、
旧大宮市・現さいたま市です。

今回紹介するところは、上尾市とさいたま市の市境近くで、
道標の起点・終点とも、その市境近くにあります。

道を少し進んで行くと、右側に、
02供養塔・馬頭観世音1

右側:何かの供養塔、左側:馬頭観世音。
03供養塔・馬頭観世音2

中橋・鴨川

さらに進むと「中橋(なかばし)」がありました。
04中橋

「鴨川」にかかる橋です。右側、上流側。
05鴨川1

左側、下流側。
06鴨川2

①中橋の先
その「鴨川」が市境で、「中橋」を渡った先に道標があります。
07中橋の先1

よく見ると、起点を示していました。矢印の一方が閉じていました。
08中橋の先2

実は、正確に言うと、一方が、一旦書かれているのに、
塗りつぶされている状態でした。事情はわかりません。不思議です。

途中、このあたりが、坂の底のような気がするのですが、
09坂の底

(1)御嶽坂の下側
進んだ先、この右側のガードレールのところに、
10御嶽坂下1

「御嶽坂」の下側の道標がありました。
11御嶽坂下2

この画像だと、矢印が、この先の道を示しているように見えますが、
そうではありません。これは、右側にそれる道です。
12御嶽坂下3

御嶽神社
その先に、こういったところがありました。
左側に地蔵尊、右側に神社です。
13御嶽神社・地蔵尊

地蔵尊。左下にあるのは「馬頭観世音」。
14地蔵尊・馬頭観世音

扁額には「御嶽神社」、右の石柱には「敷石供養塔」の文字。
この「御嶽神社」が「御嶽坂」の由来だと思われます。
15御嶽神社1

上がって行ったところ。
16御嶽神社2

こんな庚申塔が。
17御嶽神社3

社殿。
18御嶽神社4

突然ですが、カマキリの卵がありました。
19御嶽神社5

社殿の中。
20御嶽神社6

②坂の上
「秋葉道・御嶽坂」に戻って、坂を上がったところに、
2つ目の「秋葉道」の道標があります。
21坂の上1

振り返って、今来た方向を。こんな坂でした。
22坂の上2

(2)御嶽坂の上側
少し先に「御嶽坂」の上側の道標があります。
23御嶽坂上1

これです。振り返って。
24御嶽坂上2

③戸崎交差点
すぐ先に「戸崎(とさき)交差点」。
25戸崎交差点1

左奥に道標が見えます。「秋葉道」はここを左に折れます。
一番右の電信柱の横に、石の道標があります。

「東 中仙道」「西 秋葉道」とあります。
裏にも何か書かれているようだったのですが、わかりませんでした。
26戸崎交差点2

左へ。
27戸崎交差点3

道標は大きく欠けていました。
28戸崎交差点4

④コンビニの先
ファミリーマートの先に、道標があります。「秋葉道」は右に折れます。
29コンビニ角1

自動車が途切れたところを写していますが、
実際には、かなり交通量が多い場所でした。
30コンビニ角2

そして、そのほとんどの自動車が、ここを、「秋葉道」のとおり、
右に折れて、または、右から折れて、走っていました。
そういう道でした。

ここの道標。
31コンビニ角3

⑤道の途中
さらに進んだ先です。途中に道標。
32道の途中1

これ。
33道の途中2

浅間神社
さらに進むと、右側に「浅間神社」がありました。
34浅間神社1

正面へ。
35浅間神社2

説明板。
36浅間神社3

「力石」がありました。
37浅間神社4

こんな神社が。
38浅間神社5

説明にあったように、塚です。
39浅間神社6

上がってみます。
40浅間神社7

石段。
41浅間神社8

社殿。
42浅間神社9

⑥神社の先
その神社の先。左側に、
43神社の先1

この道標。
44神社の先2

矢印が右を向いています。今、左側から来ました。おかしいです。
とりあえず、先に進みます。

大宮花の丘農林公苑
その進んだ先に「大宮花の丘農林公苑」がありました。
つまり、旧大宮市・現さいたま市に入ってしまいました。
45大宮花の丘農林公苑1

道は、先へ進みます。
46花の丘通り1

この先は、現在、「花の丘通り」になってしまっています。
47花の丘通り2

まず、最後の「秋葉道」の道標の件ですが、想像でしかないのですが、
塗るべき矢印の場所を間違えてしまったのか、
あるいは、元々は、道の反対側にあった道標を移設したのか、
いずれにしても、終点の道標なのだと思います。

道標は、上尾市の関連部署が設置したものなので、上尾市の範囲で
終点になってしまいます。

「秋葉道」は、このずっと先にある、現さいたま市の「秋葉神社」
へ続いていたものだそうです。

「秋葉道」。なかなか、おもしろかったです。

以上

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